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住職ご紹介
福田 義玄 (ふくだ ぎげん)
私は、日本でも山に囲まれた地域である山梨県で生を授かりました。山梨のお寺(久圓寺)の住職であった父親のもとで育ちました。
父親は、山梨だけではなく、新潟長岡の単立宗教法人の設立に尽力しており住職の背中を見ながら育っていきました。
そんな父親の口癖は「生きている人々を救済することが第一義の目的であり、死者とのかかわりは二の次である」とのことで、住職の道を志すときの指針になりました。
しかし、その指針は既存の寺院では難しいと感じることがしばしばありました。新たな寺院の在り方を模索しようと思っていましたがその重責・責任から逃げるような形で、当初は法学部の大学を卒業し、その後は不動産会社へ就職して2年間働きました。
ですが、ある日に祖父の突然の死に直面する機会があり、生死の問題に突き当たることになりました。これが仏門に入る強縁になり、急速に当初の重い責任を負う覚悟が養われていきました。
そして縁があり摂心会(禅の修行が出来る場所)に参加し禅に触れました。公案参究、自己究明、生死問題解決、この三題を坐禅修行により解決していくことが佛道です。
いよいよ、道場の門を叩き坐禅修行を本格的に始めて、禅の修行に明け暮れ7年を過ごしました。その7年うちの後半3年間は坐禅をしながら睡眠をとる(坐睡する)ほどで床に臥すことはありませんでした。
最後には、禅の理論的体系を4年かけて学び修行をしていました。
現在は、修行をしていく中で起きた父の死がきっかけで、父の後を引き継ぎ、山梨と新潟の寺院の住職として日々過ごしています。
ぜひお寺に遊びに来てください。